(株)東京資源 相場情報

弊社東京資源では、ほぼ毎日「相場情報」を発信しております。国内はもちろん、中国等海外のスクラップの動きも分かる相場情報です。

1月17日 相場情報

お客様各位

【1月17日:今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=110円30銭【06:50現在】
※N.Y.ダウ:25792(-10)
※N.Y.金:1337.10(+2.20)
※N.Y.原油:63.73(-0.57)
※LME銅($/t) 現物
午前:7023.0(-157.0)
午後:7016.0
※NYC銅(¢/lb)1月:319.90(-0.10)
※LME銅相場概況
前日はドル安で上昇したが、この日はドル高に転じ前日の上げ幅を全て帳消しにした。

※本日時点予想計算値:ロンドン午前:820円、ロンドン午後:820円、N.Y.:820円

【1月16日:昨日の状況】

※日本国内銅建値:830円(1月15日より-10円 )
※上海先物取引所 2月54420(-110)
※雑線に関しては天津向けも広東省各港向けもライセンス更新が上手く行ってません。
台州・寧波の雑品業者に相積みする方法もありますが、中国側の輸入量が激減で不調です(そんなに 買いません)。 春節明け迄この状況は変わらないと予想しています。
※さて雑線がこう売れなくなってくると、A:日本で雑ナゲットを作るか?とか、B:東南アジアの別に国に 輸出するか?と思いめぐらすのですが(実際に準備を進めているのですが)、ポイントは やはり価格です。
※”LME X 為替”の値が国内銅建値なので、建値を基準に過去の雑線価格を調べてみました。(暇ですし・・)
※今から7年近く前、2011年の4月後半今と同じように銅建値が830円/KGという時期がありました。  当時はLMEが9500$/MT近辺、為替は今より円高で1ドル81円台でした。
※国内銅建値は830円/KGで今と同じなので、理論上、国内の雑線価格は同じになるはずです。
で、当時の雑線はいくらでしょうか?
※小生の閻魔帳を見ると、銅歩留まり42-43%の雑線は277-284円/KGが弊社の買い値でした。  つまり、今より全然高い!のであります。
※これには理由があります、
?ビニール価値(当時は高値で売れており、今は、ほぼ無価値)
?競争激化(当時は中国買い手が多く、競って雑線を買いに来た。今は、ご存知の通り) 
※中国輸出以外に可能性が出てくるのは(=そもそも策Aや策Bを考えたくなるのは)、雑線の国内相場が国際相場に 比べ安いことがあるのです。 

※雑線(湘南ヤード持込:【1月16日現在】
【1】 雑線エフケーブル:245-250円
【2】 雑線・一般:190-205円
【3】 雑線B :100-150円
【4】 家電線 :流通は可。
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上