(株)東京資源 相場情報

弊社東京資源では、ほぼ毎日「相場情報」を発信しております。国内はもちろん、中国等海外のスクラップの動きも分かる相場情報です。

6月5日 相場情報

お客様各位


【6月5日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=109円16銭【‪08:00現在】
※N.Y.ダウ:26281(+11)
※銅LMEセツルメント
 ①午前売: 5452.5(-46.5)

 ②午後売: 5502.5
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
 ③銅:2.493(-0.0035) 
 ④金:1718.9(+21.1)
 ⑤原油:37.41(+0.12)
※ニューヨーク為替引値
 109.13-109.14

※本日時点予想計算値:国内銅建値
 ①ロンドン午前:640円
 ②ロンドン午後:650円
 ③N.Y.:650円

【6月4日:昨日の状況】

※国内銅建値640円(6月3日より+20円)

 

《リサイクル環境推進部会》

 

※4月に続き5月も、リサイクル環境推進部会(通称:リカンスイ)

が、ズームを利用しリモートで

行われました。

※新型コロナウィルス禍のような特殊な状況に於い

ては、他社や業界の

様子が気になるもので、組合の

活動は有効だと感じます(動画添付)。

 

※ズーム会議にも、皆さん慣れてきた感があります。

司会進行役がいるズーム会議は、a進行がスムーズで

あること、b時間が決まって終われることがメリット

であると思います。

※また、会議の為に全員がc移動する手間も省け、

極めて効率的でしょう。

 

※個人的に残念なのは、通常のリカンスイ会議のあ

との懇親会(要は飲み会)がないこと。

※極めて昭和的な発想なのですが、飲みにケーショ

ンのときに、様々な面白い話が出てくるもので、

ズーム会議では、リアルに集まるようには行かない

点であります。

 

おまけ:相場情報の定期読者から訪問を受けました。 小生が全く存知上げない

方が

 

、「是非、お会いしたい」と連絡されてくるとは、有難いこと

で、

毎日欠かさず執筆する意欲になります。

(お土産も、ありがとうございました)

 

https://youtu.be/J4Vn96EQ9cE

 

※雑線(湘南ヤード持込):【6月4日現在】
【1】ワイヤーハーネス:200円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):180円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):150円前後
【4】雑線B :60-110円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上

 

6月3日 相場情報

お客様各位


【6月3日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=108円68銭【‪08:00現在】
※N.Y.ダウ:25742(+267)
※銅LMEセツルメント
 ①午前売: 5436(+86.5)

 ②午後売: 5506
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
 ③銅:2.4945(+0.02)
 ④金:1725.2(-12.6)
 ⑤原油:36.81(+1.37)
※ニューヨーク為替引値
 107.58 ー107.6

※本日時点予想計算値:国内銅建値
 ①ロンドン午前:640円
 ②ロンドン午後:640円
 ③N.Y.:640円

【6月2日:昨日の状況】

※国内銅建値620円(6月1日より+10円)

 

《持続化給付金》

 

※持続化給付金は、コロナ禍の影響で、月間の売上高が前年に比べ50%以上減少した個人事業主

中傷零細企業が、最大200万円支給される

(=貰える)制度です。

※この制度の欠陥か?金属スクラップ業界に於いては、「抜け道」があり、コロナ禍の影響を

受けて無くとも、以下の仕組みで、給付条件を満たすことが出来ます。

 

※(A:相場下落を利用)

金属スクラップ業界、企業業績が悪化していなくとも、金属相場の下落で、売上高が“だけ”落ちる

ことがあります。

※例えば、2019年4月と、2020年の4月を比較

した場合、銅建値の平均値は、765,500円/mt

 と、 584,000円/mtで、約24%下落しています

(584÷765.5=76.29%)

※もし、取扱高が、昨年300トン、今年300トンと変わらなくても売上高は、相場の影響で、勝手に下がる訳です。

※もしトンあたりの利益が同じならば、昨年と今年とで、利益は変わりません=全くコロナの影響

を受けていませんが、売上高“だけ”が下がること

になります。

 

※(B:扱い量の調整)

※4月の扱い高を調整し、5月に遅らせることも容易に出来ます。

①4月末に出荷する荷物を、わざと遅らせ5月にする。

②実際には4月に受渡しが行われた荷物の伝票処理を5月にする(取引先に協力依頼し遅らせ

る)。

※こうすれば、4月の売上高を故意に下げても、

5月にその分の利益を受けられ、売上高“だけ”

を下げることが可能です。

 

※A、Bの手法を兼用すれば、売上高前年比50%減は夢ではありません!

 

・・・と思い、弊社、昨年との売上高を1月、2月、3月、4月と比べてみました。

が、悪いことは出来ません。

憎らしいほど、ギリギリ50%を超えてしまってました。 53%とか、55%とか、。

ということで、200万円チャレンジ、失敗の巻っ〜〜。(時間の無駄だった)

 

※雑線(湘南ヤード持込):【6月2日現在】
【1】ワイヤーハーネス:190円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):170円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):140円前後
【4】雑線B :50-100円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上

お詫びと訂正

 

先週5月29日のブログ&メールに誤りがありました。

お詫びして、訂正致します。

4月の銅くず、マレーシア向け輸出数量は、

595トン・・・Ⅹ 5,595トン・・・◯です。

 

 

 

《貿易統計》

※新聞記者の方より、2020年4月の輸出貿易統計(740400-000 銅くず)を提供頂きました、速報値です

《中略》

※マレーシア向けの数字を限って見ても

1月8,477トン、2月8,692トン、3月10,984トンと来て、

 

【誤】,595トンと、これも激減。

 

【正】5,595トンと、これも激減。

6月2日 相場情報

お客様各位


【6月2日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=107円60銭【‪08:00現在】
※N.Y.ダウ:25475(+91)
※銅LMEセツルメント
 ①午前売: 5376.5(+44)

 ②午後売: 5416
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
 ③銅:2.4745(+0.048)
 ④金:1737.8(+0.9)
 ⑤原油:35.44(-0.05)
※ニューヨーク為替引値
 107.58 ー107.6

※本日時点予想計算値:国内銅建値
 ①ロンドン午前:620円
 ②ロンドン午後:630円
 ③N.Y.:630円

【6月1日:昨日の状況】

※国内銅建値620円(6月1日より+10円)

 

《中国7月新制度(仮名)まで、1ヶ月》

※ちょっと“おさらい”から始めますが、中国は金属

スクラップの輸入を段階的に制限してきました。
 (1)2018年/末:7類(雑品・雑線)輸入禁止

 (2)2019年/7月:6類ライセンス制度導入

   (それまで6類のライセンスは不要だった)

 (3)2020年/7月:6類ライセンス 不要に?

   (→製品扱いに?)
※(3)の「ライセンス不要」という言葉だけ見ると、

何か基準が緩くなるようですが、通関時の品質基準は

厳しくなると予想してます。
 例:銅分97%銅くず  

   過去:輸入可→今後:輸入可 
   銅分95%銅くず  

   過去:輸入可→今後:輸入不可
※つまり、「金属分の低い=ゴミが多い」荷物を、

中国政府は一貫して輸入を制限して来たので、その流れ

を戻すはずがないと考えます。

※さて、先週、中国大手メーカーの社長・幹部とリモー

ト会議を行ないました。
テーマは、7月以降の“銅原料確保(中国にいかに輸入

するか?)”です。 
※彼等は、今回の7月新制度導入に「最も影響を受ける

プレーヤー」です。
自国・中国の輸入制度により、原料を買えるか?買えな

いか?が、正に死活問題。
※で、ビックリ。
その彼等でさえ、「7月開始新制度の実態・実務」

について、国からの情報、全くないそうです。

※やむなく、今まで通りライセンス更新の準備さえして

いる始末(つまり、7月に新しい制度が、始まるか?

すら不明。始まらないパターンも準備してる)。

※なので、現在、日本国内で噂される「7月以降こうな

る」「7月以降こうならない」というのは、一切、

“噂”ということになります。


※中国では(日本の感覚では信じられませんが)、

1ヵ月後から始まる新制度について、事前に詳細情報

開示されず、ぶっつけ本番ということは、よく

あります。
※特に、税関制度については、“あるある”で、過去に

経験済みです。
※中国政府は7月1日発行・即日実施を行うのだと

思います。

 

※雑線(湘南ヤード持込):【6月1日現在】
【1】ワイヤーハーネス:190円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):170円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):140円前後
【4】雑線B :50-100円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上

 

5月29日 相場情報

お客様各位


【5月29日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=107円68銭【‪09:00現在】
※N.Y.ダウ:25400(-147)
※銅LMEセツルメント
 ①午前売: 5278.5(-30)
 ②午後売: 5295.5
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
 ③銅:2.413(+0.03)
 ④金:1713.3(+2.6)
 ⑤原油:32.81(-1.54)
※ニューヨーク為替引値
 107.63-107.66
※本日時点予想計算値:国内銅建値
 ①ロンドン午前:610円
 ②ロンドン午後:610円
 ③N.Y.:610円

【5月28日:昨日の状況】

※国内銅建値610円(5月20日より+10円)

 

《貿易統計》

※新聞記者の方より、2020年4月の輸出貿易統計(740400-000 銅くず)を提供頂きました、速報値です

(ありがとうございます)。

※まず分かることは、日本から輸出している銅くずの

合計は、4月激減。

※合計数量が、1月25,963トン、2月27,412トン、3月28,187トンと来て、4月は18,732トンでありました。

※マレーシア向けの数字を限って見ても

1月8,477トン、2月8,692トン、3月10,984トンと来て、

,595トンと、これも激減。

※3月から4月に約半分に減っているのは、マレーシアのロックダウンが理由と考えられますが、単純に銅相場が

下がった為、日本国内で出荷する荷物がなくなった

(荷物はあるけど、単価が合わないから輸出されなかった)とも考えられます。

 

※そういう意味では、新型コロナの影響とも言えますが、それに伴う、世界(銅)相場の下落の影響という

意味になります。

※元々、コロナがあってもなくても、銅相場は上げ下げ

を繰り返している訳で、その一環の動きと考えてます。

 

※雑線(湘南ヤード持込):【5月28日現在】
【1】ワイヤーハーネス:180円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):160円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):130円前後
【4】雑線B :40-85円 
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上

 

5月28日 相場情報

お客様各位


【5月28日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=107円73銭【‪07:30現在】
※N.Y.ダウ:25548(+553)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 5308.5(-33)
②午後売: 5235
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
③銅:2.4025(-0.036)
④金:1710.3(+5.5)
原油:32.81(-1.54)
※ニューヨーク為替引値
107.71-107.73
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:620円
②ロンドン午後:610円
③N.Y.:620円

【5月27日:昨日の状況】

※国内銅建値610円(5月20日より+10円)


《被覆線クズ加工先としての韓国・下》

(つづき)
※しつこくなりますが、昨日の話に例を出して説明してみます(なるべくシンプルに)。

※マレーシアでの雑ナゲットの売値は500円
※韓国での雑ナゲットの売値は500円
※日本での雑ナゲットの売値は500円と仮定します。昨日書きました通り、国際相場は、理論上同じで大きな差はありません。

※分かりやすく、銅歩留り40%の雑線を日本から輸出するとし、運賃を含むコストをそれぞれ、(1)マレーシア=30円、(2)韓国=50円、(3)日本=60円とします。
※弊社が、神奈川県茅ヶ崎市の湘南ヤードにある荷物を、各国輸出先に“売れる”価格は、
  ・(1)’マレーシア:500X40%△30=170円
  ・(2)’韓国:500X40%△50=150円
  ・(3)’日本:500X40%△60=140円

※コストが安い国に競争力があるとは、こういうことで、マレーシアに売ったら170円、韓国に売ったら150円の場合、韓国に売りたい人(輸出したい人)はいないと思います。
※韓国は、aほぼ日本と同じ物価の国であり、b社会構造も似ていてゴミ代が劇的に安いとは思えません。
つまり、総合コストでマレーシアに敵うはずはありません。
※被覆線クズの販売先として、韓国がマレーシアに勝てるはずがないというのが、小生の結論です。
(被覆線クズ加工先としての韓国:おわり)

おまけ:ここまで韓国の競争力の無さを書いてきましたが、実は弊社、韓国向け取引をしております。 

そのポイントは流石に企業秘密です。

 

※雑線(湘南ヤード持込):【5月27日現在】
【1】ワイヤーハーネス:180円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):160円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):130円前後
【4】雑線B :40-85円 
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上

5月27日 相場情報

お客様各位


【5月27日:‪今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=107円50銭【‪07:30現在】
※N.Y.ダウ:24995(+529)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 5341.5(+99)
②午後売: 5335.5
COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス
③銅:2.4385(+0.0295)
④金:1704.8(-29.8)
原油:34.35(+1.1)
※ニューヨーク為替引値
107.52-107.57
※本日時点予想計算値:国内銅建値
①ロンドン午前:620円
②ロンドン午後:620円
③N.Y.:620円

【5月26日:昨日の状況】

※国内銅建値610円(5月20日より+10円)

 

《被覆線クズ加工先としての韓国・中》

(つづき)
※昨日、日本から韓国へどのような銅クズが輸出されているか?また、マレーシアやタイと何が違うか?

という点を書きました。

※このうち②に当たる「加工目的」で被覆線クズ(=雑線)を輸出する場合、韓国はマレーシアと、集荷競争に於いて、ガチンコ勝負となります。
※そもそもマレーシア向けが、日本の銅クズ輸出先として、3月の数量ランキングトップを走る理由は、

コストです。
※コストとは、人件費・電気代・ゴミ処理代(の安さ)であり、総合コストが安い国が、日本からの被覆線クズ集荷競争のwinnerとなります。
もっと言うと世界的な集荷競争のwinnerとなります。=その国に、荷物は集まります。
(ここでは各国の通関事情や、政府方針は無視して考えます)

※クリーンな銅くず(出来上がったナゲット銅)の価格は、国際相場なので、世界中ほぼ一緒です。
※日本の銅が500円のとき、中国の銅が800円ということはあり得ません。

あっても多少の差。つまり、被覆線クズを加工した後の売値は世界中、ほぼ一緒。
※売値が一緒なので、マレーシアでも、韓国でも、日本でも、総合コストの安い国に、被覆線クズを集荷

する競争力があり、その国に荷物が集中することになります。
(つづく)

 

※雑線(湘南ヤード持込):【5月26日現在】
【1】ワイヤーハーネス:180円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):16円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):130円前後
【4】雑線B :40-85円 
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
以上