(株)東京資源 相場情報

弊社東京資源では、ほぼ毎日「相場情報」を発信しております。国内はもちろん、中国等海外のスクラップの動きも分かる相場情報です。

2月20日 相場情報

ネタ元からのLME情報が入らず、小生の文章のみ送付します。

 

《マレーシア最新情報》

※マレーシアより、hotな情報が入って来ました。 昨日、一部のお客様には流しましたが、整理して同じ内容を流します。

※4/18よりマレーシア政府が、雑線(を含む非鉄金属くず)の輸入に関して、関与を始めたようです。

※最初にターゲットとなったのは、Pasir Gudang 港(これはつまり、ジョホールバルのメインポート

)で、マレーシアでは一番南に位置しており、今後、随時北上、各港を順番に全部の港を検査・規制して行くようです。

 

※この検査・規制、「何をしているのか?」は、現時点で全く不明です。

※ですが、まずは「ライセンスがない業者は輸出入が出来ない」との”噂”が出回り、

この”噂”を聞いたマレーシアのナゲット業者は、①一時輸入を様子見したり、②仕向地を別の港にするなどの動きをしているようです。

(以前もお話しした通り、ライセンス所有会社はマレーシアで20社程度しかない)

 

※弊社のマレーシア売り先の動き:

A社(ライセンス所有)は、上記ニュースを受けても、今後、通常通り輸入通関可能との回答です。

が、同社が所有するライセンスの記載取扱い総量が不足する為、数量を追加申請するとのことです。

B社(ライセンス未所有)は、同様に「まだ大丈夫=輸入通関可能」とのことです。

同社はライセンスを取得申請中の会社ですが、昨日時点で、新規に弊社と契約をしてくれました。

※この2社の動向を見る限り、「雑線=輸入禁止」ではないようですが、

マレーシア政府→マレーシア内各港税関へ、何らかの検査・規制をしたことは、間違いないようです。

 

※また、輸入後、マレーシア国内・ナゲット加工方法についても問題になっているようで、一番のポイントは「排水処理」だそうです。

※同時に、被覆材プラ(PVC・PE)の不法投棄問題も背景としてあるようで、今後、当局の動きが気になります。

以上